
インタビュー第4回目は
一部を経験した最後の代のOB
増子修平さんへのインタビューです。
一人のプレーヤーとして入れ替え戦の勝利に貢献、
そして一部を経験した最後の代のプレーヤーとしてお話を伺いました。
右の写真は増子先輩の現役時代の写真です。
部で1、2を争う甘いマスクと評判でした。
プロフィール
増子 修平(Masuko Shuhei)
・ 平成16年環境情報学部卒
・ 釧路江南高等学校出身
・ 元主将、FW、No18
・ 現在石川県金沢市在住
・ 喋らなければいい男
・ Tシャツをジャージの中に入れる「増子スタイル」を部に残す
Q入れ替え戦に勝利して1部昇格を決めたとき、増子さんは何年生でしたか?
A「平沼君とは違って純粋無垢な1年生でした。」
Q入れ替え戦に臨むチームの雰囲気をどのように感じていましたか?
A「明らかにそれまでのチームとは違うチームであると実感したのを覚えています。同時に、自分自身、それまでのゲームとは意識の持ちようが違いました。不思議と『勝てないかも』とは微塵も思いませんでした。『負ける気がしない』というのとは違う、明らかに異質な感じでした。10年以上プレーしてきてあのような感覚を味わったのはあのゲームが初めてです。」
Q増子さんご自身は正直なところ、勝てると思っていましたか?
A「難しい質問です。極めて感覚的な回答ですが、勝つとか負けるとかを超越した感覚があったのは事実ですね。ですから、勝てると思っていた、というよりも負けるとは微塵も思っていなかった、という方が正確です。」
Q最大の勝因はなんだったと思いますか?
A「個々が決めたことを徹底したということですね。あのゲームでいうと、どちらかというと私の仕事はブラッシャーだったと理解しています。平沼君もご存知のとおり、私はブラッシャーとしては二流でしたが、あのゲームだけはブラッシャーに徹しましたね。そのことに疑問を抱きませんでしたし、それがチームとして決めたことであれば徹底することがリンクに上がる選手として当然のことだと心底思いました。他の選手もそうだったのではないでしょうか。あのゲームは出ている選手も出ていない選手も、個々がなすべきことを徹底した結果だと思っています。」
Q一部のチーム、格上のチームと対戦するときに一番重要なのはどんなことだと思いますか?
A「前にも述べましたが、『徹底する』ことですね。」
Q増子さんは一部へいけるチームとはどんなチームだと思いますか?
A「1.練習してきたことを高い完成度で発揮することのできるチーム
2.個々が自覚しているチーム
の二つだと思います。
現役時代、常々思っていたことですが、NHLでも大学トップチームでも『強い』と言われるチームの条件は変わらないと思います。どれだけの完成度でやってきたことをゲームで発揮できるかが最も重要であると思います。よく言われることですが、練習でやってきたことの50%をゲームで発揮できれば120点だと思います。ですから、そのパーセンテージを上げることができれば、どんな相手とやっても負ける道理はないはずなんです。負けるための練習をしているチームはありませんから。
あとは個々の自覚ですね。陸トレが終わった後、何人の選手がウェートトレーニングに取り組んでいますか?ウェートトレーニングをどれだけの頻度、練習量でやっていますか?手前味噌のようで恐縮ですが、私は現役時代、毎日『今日、ホッケーができなくなっても後悔しない』と言えるくらいまで練習していたつもりです。また、紛いなりにも『大黒柱』といわれていた時期もありましたが、私の意識の中では、柱やエースといわれる選手はスタミナもスピードもパワーもテクニックも、全てにおいてナンバーワンでなければならないと思っていました。リンクの上だけでナンバーワンを張っていれば良いというものではありません。
現在、貴部においてそう評されている選手のうち、一体何人がそういった覚悟、自覚をもってやっているでしょうか?
すいません。つい説教がましくなってしまいました。」
Q一部を経験してみての正直な感想をお聞かせください
A「基礎の完成度が違いますね。現在の貴部がどうかは伺い知れませんが、仮に私の現役時代と変わらないようであれば、今の練習量、集中度合いでは何年経っても追いつけませんね。」
Q4年間を振り返って一番うれしかったこと、つらかったことはなんですか。
A「一番嬉しかったことは呉君と村上君の後輩じゃなかったこと。あの二人は鬼ですから…。
一番つらかったことは野口君に馬鹿にされ続けたこと。あと、一柳君と小野君も微妙に僕のことを見下している節がありましたね。平沼君も。」
Q一部を経験した最後の代として、後輩たちへ伝えたいことがあればお願いします
A「『ナイスゲーム』とか、『がんばった』とか、『努力しました』なんていうのは負け犬の遠吠えです。どんな一流選手も結果を残さなければただの人です。結果を残してください。なんだかついつい説教がましくなってしまい申し訳ありません。
結果を残してください。歴史を変えるのは至上の快感ですよ。」
増子さんがこの部を去って早くも1年半が経とうとしています。
けれども増子さんは増子さんのままでした。
独特の感性や、相変わらずの後輩いじり。
増子さんがいたころを思い出して、懐かしくなりました。
増子さんは部を去っても一人のOBとして我が部を応援し続けてくれています。
その期待に応えられたらなと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
少なくともぼくは見下してなかったと思いますよ笑
(3年 平沼拓)