Interview No2  主将 一柳卓也の想い  

第2回目は
本年度慶應義塾体育会スケート部ホッケー部門主将である
一柳卓也へのインタビューです。

主将としての決意、主将の描く今年のチームの姿、
慶應義塾体育会というものという3つのテーマを軸に質問に答えていただきました。

プロフィール

一柳 卓也(Ichiyanagi Takuya)

本年度慶應義塾体育会スケート部ホッケー部門主将
#12 FW
愛知県東海高校出身
高校時代は中日クラブに所属
商学部4年



-長谷川監督から主将の指名を受けた時どのように思いましたか?

「まさか自分がなると思っていなかったので正直驚きましたが、それ以上に嬉しかったですね。高校まで主将という立場についたことはなかったので、不安もありましたが楽しみでした。」


-それまで主将に対して抱いていたイメージと、実際なってみて感じることで違いはありましたか?

「イメージ自体にあまり違いはありませんでした。私が入部してからの主将だった宇田川さん、増子さん、黒澤玲央さんを見ていて、部の運営や練習メニュー、スケジュールなどすべてにおいてに関わってくる立場だと思っていたので大変そうだなって思ってましたね。だからこそそういう経験が無い自分にできるのかっていう不安もありました。でも今の4年生は人数が少なくコミュニケーションが取り易い分、確かにやるべきことは色々ありますが皆が協力してくれるので助かっています。」


-主将といっても様々なタイプの主将がいると思うのですが、一柳さんはどのような主将を目指していきたいと考えていますか?

「私は今年のチームをただ単に厳しい練習をして強くするのではなく、全員が主体性をもって進んで自分を追い込めるような雰囲気のチームにしたいと思っています。なので、それに向かって上手くチーム全体を方向付けていけるような主将になりたいと思っています。そういった点で今のチームは、皆意識も高くて良いチームだなと感じています。でも秋までに改善すべき事はまだまだたくさんあるので、ミーティングなどで部員の意見を取り入れつつ、改善していきたいと思っています。」


-3年間を振り返ってみて、なぜ一部へ昇格できなかったと思いますか?

「実力的に一部に上がれる年はあったと思っています。でもなぜ昇格できなかったのかを考えてみると、勝つことに対する意識が足りなかったのではないかと思います。そうしたことがいい勝負はできても接戦をものに出来てなかったということに表れていたと思います。1年から4年までが統一した意識を持つのはなかなか難しいですが、それを目指していかなければならないと思います。」


-では一部へ昇格できるチームとはどのようなチームだと思いますか?

「やはり勝ちに対するこだわりが強いチームだと思います。一部のチームの選手は高校時代から競争の厳しい環境でホッケーしてきている分、勝ちに対して貪欲だなと感じます。それに比べると慶應はそういう選手が少ない分、接戦に慣れてないのではないかと思います。接戦をものにできる精神力と、チームとしての結束力があるチームこそ一部に上がれるチームと考えています。大事なのは例え練習試合でも、全員がこの試合で勝たなければならないという強い意志を第3ピリオド終了までもち続けることだと思います。」


-そのようなチームになるために今のチームに足りないものは何だと思いますか?

「今のチームには競争心が足りないと感じています。チーム内での競争もそうですし、他大学に対する競争心も必要ですね。スポーツ推薦で選手を集めるチームは高校の時のライバルやチームメイトが敵になるわけですから、自然と競争心は芽生えるはずです。でも付属校から上がってきた選手が大半の慶應は他チームに対するライバル心が少ないと思いますし、全員がベンチに入れてしまう分チーム内での競争も少ないです。競争心が生まれれば、もっと向上心も上がると考えています。」


-主将として、シーズンが終わる頃にはどのようなチームになっていてほしいと思いますか?

「一部に昇格し、自分たちの実力で上がったと自信を持って言えるチームであって欲しいですね。」


-なぜ慶應大学でホッケーがしたいと思ったのですか?

「自分が高校生の時に慶應が一部へ昇格し、そのメンバーを見たら塾高出身の選手が大半を占めていました。それまで関東の大学に行けば北海道出身の選手ばかりと考えていた私にとっては、付属校出身者が多数のチームで一部に上がるなんてすごいなと衝撃を受けました。スポーツ推薦が無いのに一部のチームに勝つなんて素晴らしいことだと思い、その中に自分も混じってプレーしてみたいと思うようになりました。そもそもホッケーさえやっていれば大学に入れるというは嫌でした。なので当時の成績は全然でしたが、必死で受験勉強に取り組みました。慶應でホッケーをしたいという気持ちが、受験勉強中の心の支えでしたね。」


-そして、中日クラブから慶應大学のスケート部に入部して慶應義塾体育会というものをどう感じましたか?

「入部する前に体育会なら単位が楽にとれると思っていたのですが、慶應は普通の学生と扱いがほとんど一緒である事を知り、文武両道の大学なんだなと感じさせられました。あと大学で学ランを着ることに驚きました。他にも色んな規則があったりして最初は戸惑いました。高校まではクラブチームだったので、皆で集まってホッケーだけをしていればよかったのですが、体育会というのは部活動をしている時だけでなくて普段の私生活においても体育会として意識して行動しなければいけないんだなと、その差を実感しました。」


-1年生だった頃と比べて慶應義塾体育会に対しての印象は変わりましたか?

「入部した時はただホッケーができればいいと思っていましたが、だんだんそうではなくなりましたね。例えば部員全員で野球の早慶戦を観戦に行ったりすることで、他の部のことも気になりますし、逆に応援にもきてくれたりして部の間のつながりも強くなりました。他の部の人の話を聞いたりしても、皆慶應の体育会が好きなんだなって感じます。最初は単に大学のアイスホッケー部に入部したという気持ちでしたが、今は違って慶應義塾体育会という大きなチームの中のスケート部ホッケー部門があるという認識をしています。」


-慶應義塾体育会の1番いいと思うところを教えてください

「先ほどの話と少し重なりますが、体育会だからと言って授業で特別扱いされないことがいいところだと思います。テスト勉強を普通にしなければならないので最初は嫌でしたが、やはり文武両道をしてこそ始めて慶應の体育会の一員になれるんだと思います。でも私はえらそうなことを言えるほど勉強はしていませんが。」


-最後に主将としての決意、皆さんへのメッセージをお願いします

「この大学で1部に上がって、一部でプレーしたいと思い続けてきましたが、3年まで結局その目標は達成できませんでした。私が1年生の時の2年生から4年生の先輩方は一部を経験しているため、ちょうど私たち今の4年生だけ唯一経験できないのは悔しいですが、今年こそ必ず一部へ昇格し、今の後輩たちが自信を持って一部でプレーできるようにしたいと思っています。

最後になりましたが、今後とも我が慶應義塾体育会スケート部をご支援下さいますよう宜しくお願いいたします。」




主将に就任してから4ヶ月。
一柳さんは変わりました。

いつも笑顔で口数も少なかった以前とは違い、
時には厳しい態度で部員に接し、またチームを鼓舞する言動が目に見えて増えました。
そんな一柳さんに対して部員の信頼は日々厚くなっていっています。


一柳キャプテンの下、僕たちは一部へいきます。

ついてくぜ、キャプテン!!!

  (3年 平沼拓)