Interview No1  トレーナー 伊藤寛記に聞く  

昨年度、秋のシーズン途中より本塾のトレーナーに就任した伊藤さん。
この新企画の記念すべき第1回目はトレーナー伊藤さんです!

プロフィール

伊藤 寛記(Ito Hiroki)

<経歴>
イースタンイリノイ大学スポーツ科学科卒業
Exercise Specialist

イースタンイリノイ大学アメフト部 学生トレーナー
Alexian Brothers Medical Center Cardiac Rehab
心臓リハビリテーション科

現在、社会人Xリーグロックブルアシスタントトレーナー

<資格>
American Red Cross Instructor
(CPR)Certified


-いつ頃からトレーナーになろうと思ったのですか?
「高校3年の陸上競技(長距離)に取り組んでいたときです。」

-なぜアメリカに留学したのですか?
「高校時代、陸上競技をしているときに何度か脚の故障(疲労骨折、骨膜炎)を患いました。
そのリハビリを行っていくうちにスポーツ医学に興味を持ち始め、
日本で経験できない部分を学びたいと思ったからです。」

-アメリカ人のスポーツ選手と日本人のスポーツ選手の違いを何か感じましたか?
「アメリカの選手は先天的に体幹が強く筋肉の付き方もバランスが取れている気がします。
おそらく幼少の頃から環境的にあらゆるスポーツを行っているため、
自然と柔軟な筋肉が付いているのだと思います。
そのため高校、大学、社会人と着実に身体能力がレベルアップしている選手が多いように思います。

一方日本の選手は幼い頃から1つの競技を長年継続する傾向があるため、
筋肉の付き方がその競技特性の範囲内しか付かず偏っているように思います。
そのためしっかりした土台が作られないまま故障で競技人生を短命で終える選手が多い気がします。」

-伊藤さん自身、どのようなスポーツを経験してきましたか?
「水泳、野球、陸上競技、ゴルフ、テニスです。」

-そのスポーツ経験がいま活かされていると思いますか?
「陸上競技で得た経験は活かされていると思います。
理由はどのスポーツにおいても走ることは基本にあるので時間、強度、距離に応じて
体内組織への影響(パフォーマンス能力向上、疲労蓄積)等が
経験上他のスポーツと比較した場合理解できていると思います。」

-逆に「こんなスポーツをしておけばよかったな」と思うことはありますか?
「勿論アイスホッケーです。コンタクトスポーツ特有の動きなどは机上の知識だけでなく、
実際経験していなければ伝えきれないと思うので、学生時代に経験できず残念です。」

-今までトレーナーとして活動してきて一番うれしかったことはなんですか?
「一番うれしかったことを挙げるのは難しいですが、
各選手から試合、練習時問わず笑顔で感謝の言葉をかけてもらうことです。」

-逆に辛かったこと、悔しかったことはなんですか?
「悔しかったことは自身の経験のなさで選手の怪我からの復帰を結果的に遅らせたこと、
つらかったことは自分から選手に伝達したこと(トレーニング方法など)の
意思疎通がうまくいかなかったことです。」

-なぜこのチームのトレーナーになろうと思ったのですか?
「以前からアイスホッケーに興味を持っていました。陸上とは違う氷上の世界という未知の世界に
強く惹かれ、そしてこのホームページを見つけ、この慶應大学アイスホッケー部の
トレーナーをやってみたいなと思いました。」

-実際にアイスホッケーに触れてみて、どのような感想を持ちました?
「思っていたよりもフィジカル面で激しいスポーツだなと思いました。」

-去年のシーズンを通してこのチームにどのような感想を持ちました?
「気持ちやモチベーションは高いなと思いました。
ただ筋力や持久力といったフィジカル面で他のチームと比べて足りないなと思いました。」

-今年はどのようなトレーニングをしていこうと思っていますか?
「やはり筋力や持久力といった基礎体力を、春から夏場にかけてつけていけるようなメニューを考えています。」

-今トレーナーとしての自分に足りないものはどんなものだと思いますか?
「経験、知識、ともに今後鍛錬が必要だと感じています。」

-伊藤さんの今後の目標を教えてください
「米国の4大スポーツのトレーナーになることです。」

-最後にトレーナーとしての魅力を存分にアピールしてください!
「自らが常日頃接している選手が試合時でベストパフォーマンスを発揮し、大事な局面で
チームの危機を救い、勝利に導いた瞬間を見届けることができた時の喜びは
言葉では言い表せないほどすばらしいものです。」


伊藤さんがこのチームのトレーナーに就任してから約半年。
この間にチームに与えたものはとても大きなものでした。

昨夏には多くの怪我人が出たことで満足の行く結果を残せずサマーカップ全敗という悔しい思いをしました。
しかし伊藤さんが就任した秋季リーグ戦においては一人の怪我人も出ることなく、
入れ替え戦での死闘を演じることができました。
多くの人の心を動かしたあの熱い試合の陰に伊藤さんの力があったことは、
部員、スタッフ一同感じていることだと思います。

入れ替え戦に敗れたあの悔しい思いを先輩方から受け継いだ本年度の新チームにおいて
伊藤さんは欠かすことのできない存在です。

これから夏に向けて厳しい陸トレ期間に入りますが、
秋みんなで笑うために伊藤さんとともにがんばっていきたいと思います。

今後このInterviewを通して本塾アイスホッケー部を様々な角度から皆様に紹介していきたいと考えております。

(3年 平沼 拓)